もう数日前になりますが、個人向け国債募集中止の記事をみました。
私は毎月個人向け国債を積立(定期購入)しているので、びっくりして詳細を調べてみました。
分かっていなかったのですが、個人向け国債には2種類の販売方法があり、別のものでした。そのあたりをまとめてみます。
マイナス金利の影響で銀行の普通預金にどのような影響があるのかも考えて、個人向け国債の魅力を改めて考えてみましょう。
個人向け国債には2種類ある
財務省のページによると「個人向け国債窓口」と「新型窓口販売窓口」の2種類があります。
今回募集が停止されたのはこの「新型窓口販売窓口」の2月債でした。
私が毎月積み立てているのは「個人向け国債窓口」のほうになります。
個人向け国債窓口
通常の?個人向け国債です。
10年、5年、3年の3タイプあり、販売価格は100円につき100円で1万円単位で購入可能です。
発行後1年間売却できないですが、その後は中途換金可能です。
(中途換金には直前利子相当額×0.79685が差し引かれる)
中途換金で利子相当額が差し引かれても元本はへることがなく、国が補償してくれている形になります。
商品名 | 変動10 | 固定5 | 固定3 |
---|---|---|---|
満期 | 10年 | 5年 | 3年 |
金利 | 変動金利 | 固定金利 | 固定金利 |
金利の下限 | 0.05% | ||
購入単位 | 1万円単位 | ||
販売価格 | 100円につき100円 |
新型窓口販売窓口
こちらはすべて固定金利で販売価格が毎月発行毎に財務省が決定します。そのため、個人向け国債窓口のように販売価格が100円について100円ではありません。そして国による途中換金の制度がないため、売却は市場で売却することになり、市場の状況に応じては売却損や売却益が発生する可能性があります。
1月債の固定10年では100円につき100円84銭で販売されていたので、50,000円分を50,420円で購入し、毎月固定の利率を0.3%でもらって、満期になると50,000円償還されることになります。
個人向け国債では元本は保障されていましたが、新型窓口販売窓口では元本は保証されていないことになります。
商品名 | 固定10年 | 固定5年 | 固定2年 |
---|---|---|---|
満期 | 10年 | 5年 | 2年 |
金利 | 固定 | 固定 | 固定 |
購入単位 | 5万円単位 | ||
販売価格 | 発行毎に財務省で決定 |
2016年2月募集の個人向け国債は最低金利
2月に販売される個人向け国債は定められている金利の下限の0.05%となりました。
個人向け国債の10年ものは変動金利なので、今後金利がアップすればそれだけ金利がもらえます。
銀行の普通預金はどうなる?
マイナス金利は普通預金には影響しないと報道がありましたが、銀行の普通預金の利率はどうなるのでしょうか?まぁほとんど大した金利でないので、これがどう動こうがマイナス(預けた分だけ手数料とられるようなもの)ようなことにならなければ、大きな影響はないのですが、現在の利率大手の0.025%もさらに限りなく0%になることもあるのでしょうか。
そうすると定期預金の利率も下がりますから、金利の下限として0.05%が補償されている個人向け国債のメリットはアップしそうですし、今後さらに注目度が増すと感じています。
私の個人向け国債の積立の継続は
継続!です。
初めは停止の文字だけで投資信託の購入を考えたり、0.05%の金利ではもっている意味がないかもなどと考えましたが、募集している限り定期的に積み立てる方針は変えないことにしました。
変動金利なので、金利の状況をみて銀行間での定期預金の組み換えの必要もありませんし、子供の学費などの確保など一定期間後に減らしたく(一定期間後に一定額を確保したい)ものには最適だと考えています。
ということで、淡々と決めたことを実施するべく、個人向け国債の購入にあたります。
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