2014年12月29日月曜日

マンションは管理を買う

photo credit: vincentvds2 via photopin cc
分譲マンションのメリットの一つは管理を買うことだと思っています。

購入前にチェックすることと購入してから意識すること。
今日はその点について考えていることを書きたいと思います。




購入時にチェックするポイント

新築マンションではなかなか管理の質を見極めることは難しいところがありますよね。
同じデベロッパーの同様なマンションをチェックしてみるのもよいかと思います。
私は当初、駅からの距離や価格、設備ばかりに目が行っており、管理については全くと言ってよいほど意識しておりませんでした。
妻は逆に管理を気にしており私に意見を言ってくれました。その意見に対する見識の大事さと意見を言ってくれた妻への感謝は実際に住んでみて改めて気づくことになりました。

中古の物件の場合はすでに管理が始まっています。
そこでチェックしたポイントは2つ
  • 植栽
  • 住民の様子

植栽

マンションの周りや公開緑地などの木や花たちです。
植物ですから、手を抜いているとすぐ枯れてしまいますし、手入れしていなければ木には蜘蛛の巣が張っていたりします。
そんな植栽の状況のまま放置しているのであればマンションの周囲を全然手入れしていないってことになり、人目につくところを整備していない人が人目につかない(目立たない)ところを整備している可能性は低いのではないでしょうか。

住民の様子

どんなに有名な大手の管理会社が運営していても実際に住んでいる住民の意識が低そうな場合は管理はずさんになるでしょう。
まぁ中々チェックできることではないのですが、不動産屋にその管理組合の様子を聞いてみたりするのもよいかと思います。
ごみ捨て場が煩雑であったり、簡単に見て分別できていないとか、ポストのチラシが散見していたり、いかにも住民のゴミと思われるものがロビーに落ちていたりとか。。
管理人の意識や掃除頻度の問題もあると思いますが、そもそも自分のマンションでそういったことをする人が多いと管理人もやる気はでないのではないでしょうか。
それに住民のモラルがなっていなければどんなに管理人が頑張ってもよくはなりませんよね。

マンション管理は自分にも責任があることを忘れてはいけない

マンションの管理を買ってはいますが、マンション管理に参加するのは自分自身です
任せているからではなく、自分自身が良くすることを考え住民全体で協力しあうことができなくてはどんなに管理会社に任せていても良くはならないでしょう。
確かにマンションでは高い管理費を払っています。
だからと言って何もかもすべて任せてよいわけではありません。住民一人一人が意識していなくては、誰かの汚したことに対する掃除頻度も上がり修繕の時期が早まる可能性があります。そのうち管理会社は費用アップを要求してくるでしょう。そういった一つ一つの積み重ねで管理費は上がることもあると思います。

自分と同世代、同環境の人が多いと意識が高まる?

部屋の種類が多岐にわたるといろいろな世代、環境の人が集まり意識、重要度も多岐にわたってしまい統一することが難しいでしょう。
逆にワンルームが多いところにある角部屋のファミリールームも注意が必要です。
ワンルームの場合はオーナーが別にいて賃貸に出している場合もありますし、住民が若い世代が多いと子育て世代のことはわからないことがあります。

やはり生活スタイルや世帯年齢が近い方が住みやすいことも多いかと思います。

タワーマンションの管理組合

私はタワーマンションを選択しましたが、管理組合のメンバーが非常に意識が高いことにビックリしています。
タワーマンションにはそれなりに裕福な人やある分野で成果を出した人がそれなりに住んでいます。(偏見ですが、上層階の高額な部屋にはそれなりの地位の方がいます)
例を出すと弁護士、税理士、医者などが住んでいるのですが、知識の深さ、見識など高いものがあり、管理組合に対してもよい影響をだしていると思います。
通常管理組合は全くの素人の集まりになってしまい、管理会社の言いなりになることも多いと思います。
そこに法律や財務に詳しいものが加わるとどうでしょう。素人では気づかない点などをビシバシ指摘して改善してくれるのです。

修繕積立金や管理費もデベロッパーが売りやすいように発売当初は金額を抑えていることが多いですが、その点のデメリットもきちんと整理して、各マンションに最適なことをしてくれることは大変ありがたいです。
マンションの総会の資料や毎月の議事録を確認してみるとその議論内容の深さが解りました。
もちろん大規模になると生活環境や意識も多岐に渡り意識の統一は難しいですが、きちんとした方向性を持っているとブレないので意見の合意も取りやすくなっていると思います。



以前書いたマンションの記事もよろしければご覧ください。
マンションのメリットとデメリット[2014年12月5日の記事]

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