2015年9月24日木曜日

家計のバランスシートを確認しよう


企業の財務分析などに使われるバランスシートを一般家計にあてはめて考えることができます。

バランスシートについて理解を整理してみます。


バランスシートとは?

バランスシート(Balance Sheet)はB/Sと略されたり、貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)と呼ばれたりする会計の資料の一つです。企業などの財務分析に使われます。

この表は企業・家計がどのようにお金を集めどのように投資を行っているかを示すための表です。




資産合計(A)と負債+純資産合計(B)の値が一致します。
そのため、均衡の意味のbalanceだと思われがちですが、会計用語では貸借勘定、収支勘定、収支残高、差額の意味があります。

ある時点での負債はいくらあるのか、何に投資していて資産残高はいくらあるのかを示すことができる表です。

今日は家計に当てはめて考えていきます。

資産の部

表の資産①には自分の投資している金融資産全てを表します。

・現金や貯金・預金
・株式
・債券
・投資信託
これらはそのまま証券会社や銀行の残高からすぐわかりますね。

・保険の解約払戻金
学資保険や終身保険、低解約払戻型保険など保険の種類によっては解約時に払戻金があるタイプがあります。自分の加入している保険資料を確認してみましょう。
この時に大事なのは将来ではなく今解約するといくらもらえるのかです。

・不動産や土地
自宅などを購入している場合は今自分の家やマンションを売るといくらになるのかです。
なかなか把握しづらいところではありますが、不動産屋の広告などで近隣のどうようのタイプの家やマンションがいくらで売りに出されているかで判断したり、不動産の無料査定などを利用するとよいです。しかし無料査定を利用した場合はセールスの電話やDMなどが多くくることになるので、本当に売却する時以外はあまりお勧めできません。


負債の部

表の負債②には自分のローンや借金などを表します。

・住宅ローン
・自動車ローン
・クレジットカードの利用額
などです。

その時点での負債はすべて表しましょう。


純資産の部

表の純資産③の箇所ですが、ここは資産①から負債②を引いて求めましょう。



大事なポイント

この表をつくるために大事なのはすべて時価で計算することです。
先日の記事でも書きましたが金融資産の把握には時価で管理するべきだと考えています。



表ができたら、自分の資産全体を眺めてみましょう。

自分がどのくらいの資産をもっていて、今何に投資しているのか、どのくらいの負債を抱えているのかがわかります。


バランスシートの形

負債②が小さいケース

ローンを組んでいない場合などが該当すると思います。
この場合は一般的な家庭では資産①も小さくなることが多いでしょう。
過去のバランスシートと比較して純資産③が増えて行っていない場合は収入=支出の関係になっているため貯蓄ができていないことになります。

来る将来のために資産を大きくして純資産③を増やすようにしていきましょう。



負債③が多いケース

住宅ローンなどを組んでいる場合などに該当しやすくなります。
住宅ローンは決して悪い負債ではないと考えています。
もし負債②が住宅ローン以外のカードローンなど借金とよばれるものの場合は早急に負債③を減らす努力をするべきだと思います。

住宅ローンを組んでいるケースで純資産③が小さいケースはちょっと要注意。
頭金が少なく住宅ローンを組んだり、新築を購入した直後などは資産①に計上した金額がすくなくなることが多いです。
新築マンションなど買った直後から資産価値は落ちてしまうことが多いからです。
このケースの注意点はもしマンションなど不動産を売却しないといけなくなった時です。
純資産③が少ないため次の不動産を得たりする場合の頭金が少ないことになります。

繰り上げ返済で負債②を減らすか貯蓄などで資産①を増やすようにしていきましょう。



ちょっと上級編

資産を流動資産と固定資産に分けて記載してみましょう。
ここではすぐに現金化できるものを流動性資産、自分の意思だけはすぐに現金化できない不動産などは固定資産と分類します。

負債は1年以内に返済するものと1年以上かかって返済するものに分けます。
クレジットカードの一括払いなどは流動負債となります。
分割払いや住宅ローンなど長期で支払う場合は1年以内に支払う金額を流動負債、それ以外を固定負債としましょう。

「流動資産」と「流動負債」を比較してみましょう。

「流動資産」 > 「流動負債」 となっている場合は安心ですが、流動資産が流動負債の何倍になっているかも気にしましょう。
今の流動資産で流動負債をどのくらいの期間返済できるかを表すことになるからです。

もし「流動資産」 < 「流動負債」 となっている場合はすぐにローンの見直しなどが必要です。
1年以内に「流動資産」を増やさないとローンの返済などができなくなる可能性があります。



終わりに

財務分析は企業分析の一環で勉強始めたことですが、家計でも役立つ考え方でした。
財務3表をもっと理解して、企業分析、家計分析に役立てたいと考えています。

そして、数年後の想定B/Sを想像しながらそれに近づけるように貯蓄、投資、ローン返済を行っていきたいです。




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