2015年1月12日月曜日

グロースとバリューについてふんわりとした知識

photo credit: Alan O'Rourke via photopin cc

グロースとバリューって言葉は投資をしているとよく見かけます。
しかし、私自身よく解っていなかったので自分なりにもう一度整理してみました。

どちらもアクティブ運用の際に必要な知識でしょう。


グロース

グロース(growth)=成長

企業であったり、分野、マーケットなど現在成長している(大きくなっている)ところに投資を行っていくことです。
企業の決算において業績がアップしているところ、上方修正した企業などに投資することだと理解しています。

グロースではPERやPBRはあまり気にしていないということでしょうか。

PER:株価収益率
      株価÷1株あたり当期純利益
PBR:株価純資産倍率
      株価÷1株あたり純資産


IT企業を買ったり、カジノ関連に投資するなどもグロースにあたると理解しています。

トレンドを追うため初心者でも解かりやすいです。
しかしその反面、個人投資家では専門家に対して出遅れてしまう可能性がありますので、高値で掴んでします可能性もあるのではないでしょうか。

ひとたび流れに乗ってしまえば、(売り時が難しいですが)インデックス投資と比較して大きなリターンを得ることもあるでしょう。(ガンホー・オンライン・エンターテイメント[3765]もよい例かと思います)


バリュー

バリュー(value)=価値

企業の成績や価値に対して分析を行って投資を行います。
大きな利益を出しているのに株価が低い。(PERが低い)
資産をたくさんをもっているのに、その価値以上に株価が安い。(PBRが低い)

きちんと決算報告書や業績、バランスシートに損益計算書などの資料をきちんと正確に読み取ることができ、経営的な視点で判断ができなければならないと思います。
これが出来ずに数字だけを四季報やネットで調べて判断していたのでは、良い会社と悪い会社の判断ができない可能性があります。

きちんと価値を把握できる能力があれば、比較的に損失を出し難いが爆発的なリターンを上げることは難しい。そんな投資になります。
気長に上がってくるのを待つとなるのでしょうか。


グロースとバリューどちらがよいのか

一概にどちらがよいとは言えないのではないでしょうか。
私は投資方針の違いであって、良し悪しではないと考えます。

グロースの流れにのってみんなが買い求めると株価は上がります。
ということはPERもPBRも上がっていき、バリュー投資家は売りの判断をするでしょう。
何か悪い情報があってグロースが売りを行うと、PERやPBRが下がり、バリュー投資家が買いの判断をするでしょう。


様々な投資方針があることを理解し、どちらもメリットとデメリットを把握し適宜活用することが理想だと考えます。
サラリーマン個人投資家には時間が限られるので、なかなか難しいですね。
情報得るスピードも分析する時間も少ないのですから。



※もし私の理解が間違っておりましたらご指摘いただけると幸いです。

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