2015年5月31日日曜日

個人年金保険について考えてみる

photo credit: Alan O'Rourke via photopin cc

投資するより個人年金保険の方がよいという意見をいただいたので、個人的にちょっと考えてみます。



個人年金保険を調べてみよう


いくつか調べてみましたが、各社年金額にはばらつきがありましたので、次のように仮定して計算してみます。

月額保険料:20,000円
積立期間:30年
払込保険料:7,200,000円
年金額:850,000円*10回

払戻率:118%

死亡保障や要介護状態になった場合の保険料払込免除の特約などいろいろつけばつくほど、払戻率は低くなってしまいます。
そうですね。毎月の保険料が保険部分と積立部分に分かれているとすれば、保証を沢山つけるほど保険料が高くなって、積立部分が減っているわけですから。

投資を行った場合の期待積立額

月額積立額:20,000円
積立期間:30年
積立元本:7,200,000円

想定リターン:想定により異なるため年金終価係数を用いて計算します。
1%の場合: 8,348,374円
2%の場合: 9,736,339円
5%の場合:15,945,323円


見解

個人年金保険では元本保証のうえに払戻率がある程度決まっているので、おおよそ受け取れる金額を決めておくことができます。
また保険も兼ねているので保障を受けることも可能です。

自分で積立を行った場合は市場にもよってしまいますが、おおよそ年率1%ちょっとで保険と同等の年金を受け取ることが可能です。

1%程度であれば債券を中心とした運用でよいので、リスクは比較的低く達成できそうな気がします。
私の場合は年金は個人年金保険を利用せずに、確定拠出年金などを利用して積立投資をする方がメリットが大きいと思ってしまします。
大きなリターンがあり、想定した年金額に達した部分は安全資産(定期預金タイプ)などにすることで年金額を確定することもできますね。

投資を進めているわけではありません。
私の場合は子供のための教育資金の一部など必ず必要になるお金は保険を使って貯めてもいます。

大事なのは投資のメリット・デメリットと保険のメリット・デメリットの両方を理解し上手に活用することだと考えています。



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